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ここでは、サックスリードを吹きやすくする方法から、サックスリードの選び方、リードギークの使い方、評判、
サックス初心者向けに、手入れ方法も紹介しています。
サックスリードの関するあらゆる情報が、このページに掲載されています。
気になる事項は、目次から確認してみてください。
サックスリードを吹きやすくする方法やリードの選び方について説明をする前に、これだけは知っておいてください。
マウスピースのくわえ方「アンブシュア」が一定でないと、リードのコンディションも違って感じられます。
リードを一箱(10枚入り)買っても当たりが1枚か2枚しかないという場合は、正しいアンブシュアを体得できてないと考えた方がいいでしょう。
【関連記事】アンブシュア練習方法
リードは生きていて呼吸しているので毎日同じコンディションではありません。
季節とか天気、気温、気候、温度、湿度などに影響を受けます。
ですので、吹きやすい時もあれば、吹きにくいと感じることがあります。
この前まで調子が良かったのだけれど、なぜか今日は調子悪いなあ・・・、音がまとまらないなあ・・・、音が汚いなあ・・・、息苦しいなあ・・・、と感じることがあります。
日によっては、いいリード無いよ、どうしよう?という時もあると思います。
そんな時のサックスリードを吹きやすくする方法を紹介します。
・リードの位置をマウスピースの先端より少し下げてセットする。
(ほんの少しです。0.5mm〜1mm:髪の毛一本分)
・リードを反らせる。
リードのマウスピースに面する方を上にして、平らな場所にリードの先端をあて、そらせ、しならせます。
無理やりやると折れたり破損したりするので、優しく少しづつ行います。
・リードをマッサージする。
先端から1.5cmのところを、親指、人差し指を使ってマッサージをします。
そうすると柔らかくなって吹きやすくなります。
「今はちょっと固いけど、もう少し吹いたら丁度良くなるな」というリードは、水に浸しておいたり、練習用として使いながら柔らかくなるのを待ったりします。
音がビャービャーして、まとまらない時の対処方法です。
リードが重く感じる時の対処方法の反対のことをします。
・リードをマウスピースの先端より少し上に出す。
(ほんの少しです。0.5mm〜1mm:髪の毛一本分)
・リードを反らせる。
リードのマウスピースに面する方を下にして、平らな場所にリードの面をあて、そらせ、しならせます。
無理やりやると折れたり破損したりするので、優しく少しづつ行います。
こうすると音色が落ち着いてくれます。
リードは植物なので、乾いていると割れやすいこともあるのですが、乾いているとリードが振動してくれないので、演奏前にリードを舐める人が多くいます。
リードの先端は0.01mmほどの厚みしかありません。
舐めて湿らせることで、リードがしなやかにしなるのです。
リードを水に浸けたり、リードの先端だけでなく平らな面全部を舐めたりする人もいます。
この舐め方も人それぞれコツがあるようです。
人によっては1箱10枚のうち鳴るリードを2〜3枚見つけたら残りはゴミ箱にという人もいますが、もったいないですよね。
これから先、アンブシュアが変わってそのリードが鳴るようになるかもわかりません。
マウスピースを替えることで、そのリードとの相性が良くなるかもわかりません。
ですのでまだ可能性がある限り捨ててしまうのはもったいないと思います。
リードはシーズンによっても変わってきます。
夏に吹くリードと、冬に吹くリードは違うので、冬に吹きにくいと感じても夏になったら変わったりとか、
夏に開けてつらいと思ったリードでも、冬に吹きやすくなったりとかするので、リード育てば変わってくることもあります。
ですので、すぐにこのリードは駄目だなと思わないで、長い目でリードを育てていきましょう。
音が出しにくい、吹いていても苦しいリードは、捨てないでリードギークや紙やすりなどでリード表面を削り、硬さ(厚さ)を調整することで調子が上がる場合があります。
こうすることで吹きやすくなるので、ぜひ試してみてください。
新品のリードをいきなり長時間吹いてしまうと、すぐにダメになります。
封を開けた最初は10分くらい吹いたら終わりにして、徐々に吹く時間を増やしていきます。
常に「育成中のリード」と「今使えるリード」の2箱を用意して、徐々に入れ替わっていくようにするといいでしょう。
リードギークとはどういうものかというと、リードを削ってサックスリードを吹きやすくする調整する器具のことを言います。
なぜ、リードを削るのかというと、リードは同じメーカーのもので同じ厚さでも当たり外れがあるからです。
合わないリードでも無理して使う、捨てるなど人それぞれだと思いますが、リードギークを使えばほぼ9割ぐらいは合わせることができると思います。
リードが合わない原因というのは、分厚くて吹けない、音が出にくいという感じなんですが、そんな時リードギークでリードを削ることで、だいたい解決するんです。
リードギークは4つの角と先端が鋭利な感じでとんがっている金属製の器具です。
角で怪我するほどではないので安心してください。
この角を使ってリードの裏側(まっ平な側)を軽くこすりつけます。
力を入れると削りすぎてしまうので注意してください。
3〜5回削っては吹いてみて様子を見るといいでしょう。
【削り方は自由です】
リードの山を均等にして左右のバランスを整えるすることでも吹きやすくなります。
バランスは見た目はわからないので、吹くしかありませんが、顔を左右傾けながら吹いてみて、左右同じくらいに鳴らしやすいかどうかをチェックします。
もし、右が甘いなと感じたら、リードの右側を口で咥えるあたりから、リードギークの先端で削っていきます。
リードギークを使って、リードを好みの薄さに調整することで、せっかく買ったリードを無駄にすることもなくなります。
↓詳しくはこちら↓
良いリードを選ぶことがアルトサックスの良い演奏につながりますが、
経験者でも悩む方が多いのが正しいリードの選び方です。
リードは数字によって硬さと厚さを表示しています。
1/2ごとに表記され、2、2半、3、3半とか、ソフト、ミディアム、ハードとかで表示されています。
Daddario(ダダリオ)製ではプラス(+)の表示が加わりさらに細かく分けられています。
数字が大きくなるほどリードは厚く硬くなります。
柔らかいリードは音が出やすいのですが音色が濁りやすいです。
使っているリードが寿命を迎えるたびに 新品のリードを1枚出して交換するやり方はよくありません。
リードは1箱空けて、すべてのリードから選びます。
複数枚のリードから選ぶようにしないと、リードの良しあしが判断できるようになりません。
サックスが上達するためには、リードを選ぶスキルも重要です。
箱から開けたリードを、30秒〜1分ほど吹いてすべて試します。
リード全て演奏したら、最初のリードに戻るのを繰返し2〜3セット行います。
吹いたリードに、硬さのランクをつけて、自分にあったリードから使い始めます。
硬いリードは使い続けていくうちに柔らかくなったり、使い続けても硬いリードは削る方法もあります。
◆注意点
すべてのリードで良い音を出そうとしないこと。
リードに合わせて良い音を出そうとすると吹き方も変わり変なクセがついてしまいます。
普段の吹き方で、良いリードかどうかを判断します。
これを継続していくことで、良いリードを見つけるコツがわかり、早くリードを選ぶことができるようになります。
アルトサックス初心者なら2半、あるいはミディアムが適しているでしょう。
サックス初心者は「柔らかめのリード」がおすすめです。
リードが硬いと息がつまってしまうからです。
しかし、2を使用すると薄い分音が出しやすいですが、アンブシュアをしっかりマスターするまでは使わない方がいいでしょう。
音色の幅は広がるのですが、口先だけ吹けてしまうので、お腹で支えた息で、息の速度・方向をしっかりとコントロールする技術がないと、薄っぺらい魅力のない音になってしまいます。
サックス初心者は、最初は薄っぺらな音色のサウンドになりがちですが、音が出やすい薄めのリード(2半やミディアムソフト)にします。
しっかりした音が出せるようになったら、少しづつ厚くしていきましょう。(3半やミディアム、ミディアムハード)。
慣れるまで音がだしづらいですが、音色が太くなります。
正しいアンブシュアを体得していないと、その日のコンディションによってマウスピースの加え方が変化するので「純粋なリードの状態」を知ることができません。
マウスピースの加え方がコンディションによって違えば、当然リードの響きも違って感じられます。
「昨日調子の良かったリードが、今日はイマイチだな」
「いくら探しても良いリードがない」ということが起こります。
リードを正確に選ぶために、最低限必要な条件としてマウスピースのくわえ方、アンブシュアを正しく習得する必要があります。
<<アンブシュア>> |
アルトサックスのリード選びのコツは自分が求めている「硬さ」を理解することです。
大事なのは自分がやりたいことがやりやすいリードを選ぶこと。
例えば
というのを基準として選ぶと良いでしょう。
リードに耐久性があるかどうかもチェックしましょう。
すごい大きな音で鳴らしたり、フォルティッシモよりさらに強いフォルテフォルティッシモで鳴らしたりとか、
フラジオをかなり強い音圧で吹いたりとか、あと、タンギングもメチャクチャ早いのでやったりとかしたりします。
あとは循環呼吸がしやすいのとか、自分の持っている技術、やることすべてが鳴らせるかどうかもリード選びのチェック項目の一つです。
マウスピースの開きによってもリードの選び方は変わってきます。
マウスピースの開きが狭いものには厚めのリード、広いものには薄目のリードが使われることが多いです。
サックス初心者は2半から始め、アンブシュアや息の使い方ができるようになってから音を磨いていき、
2半で慣れてから3などにしてみた方がコツもつかみやすいし、自分と相性の良いリードを探しやすいです。
リードは、上達するための投資と考えて、色々と吹き比べることもしてみてください。
サックスの種類は「ソプラノ」「アルト」「テナー」「バリトン」の4種類あり、
それぞれリードの形状も変わってきます。
リードのパッケージには『ALTO』『TENOR』と英語で表記されているので、
テナー用のリードをアルトに使用することなんて事がないようにしてくださいね。
リードは原材料が天然素材の「葦(あし)」なので2つとしておなじ物はありません。
ですので同じメーカーのもので同じ厚さでも1枚1枚すべて個性が違います。
リードに使う葦はケーンと呼ばれる背の高い葦が使われます。
ケーンは育成に2年、自然乾燥させる期間が2年。
計4年をかけることで最高品質のリードを作ることができると言われています。
しかし、これだけの年月をかけても当たり外れがあります。
同じメーカー、同じ厚さでも鳴るリードと鳴らないリードがあります。
見ただけではわかりません。
楽器店でリードを数枚購入して試してみてください。
良く鳴るリードと、音の出にくいリードがでてきます。
実際に吹いてみて音が出やすく大きな音がでるリードをその中から選んでください。
初心者でも、良く鳴るリードは必ずわかります。
水で濡らさないで吹いた時に一番下の音から一番上の音まで素直に出れば、それは鳴るリードと判断していいでしょう。
数値が同じでもメーカーによって吹き心地は違います。
2半、あるいはミディアムで吹きにくいと感じたら数値はそのままで他のメーカーと変えてみましょう。
とはいっても、初心者は選り好みをしないでまずは使ってみることをおすすめします。
リードは10枚入りで3,000円〜4,000円する高価なものです。
使わないのが出てくるともったいないです。
正直、初心者はすべてを使うことで違いがわかってきます。
実際、プロの方でも違いをわかりながら購入したリードは全部使用している方が多いです。
一枚一枚試し吹きをしながら良いものだけを選び、よくないリードは使わないというこだわりを持っている方は意外と少ないです。
サックスの技術が上がってくればリードに合わせて吹き方を変えるということもできるので、
初心者の方はまず、購入したものは選り好みしないで全部使うようにしましょう。
練習を重ねることで、口周りの筋肉が付いてきたら3に上げてみても良いでしょう。
人間の口の形がそれぞれ違うように、その人によっても鳴るリードというのは違います。
ある人が鳴らないと判断しても、他の人が吹くとよく鳴ったりすることもあります。
吉野ミユキのアルトサックス初心者講座なら、正しいリードの選び方を図解入りで詳しく解説しています。
よかったら参考にしてみてください。
【吉野ミユキのアルトサックス初心者講座より抜粋】
求めるサウンドがジャンルによって変わるのあれば、リードやマウスピースを替えるのも一つの方法です。
一般的にクラシックなどでは腰の強いリード(バンドレンのトラディショナル)を使う人は多いです。
ジャズやロックなどバリバリのサウンドで、音量が欲しい時などは比較的腰の弱いリード(バンドレンのJAVAやV16、ラ・ヴォーズなど)を使う人が多いです。
しかし、必ず替えなけらばいけないということでもありません。
開封したばかりのリードは湿らせて馴染ませないと、安定した音を出すことができません。
リードを購入して、そのまま使っても満足することはありません。
リードが過剰に乾燥して振動しにくい状態になっているからです。
ですので適度に湿り気を持たせ繊維質を安定させる必要があります。
次の手順でリードを安定させてください。
リードを馴染ませるために、短時間(たとえば1日かけて)で10枚または20枚を次々に替えるローテーション方式で、最初はあまり長い時間をかけません。
この作業を1〜2日おきに1〜2週間して安定させてから、吹き始めます。
リードは水分を含んで乾燥すると、表面に凸凹ができるようになります。
このままの状態だとマウスピースとリードを接着させることができず、反応が悪くなり思ったような音を出せなくなってしまいます。
山形の部分もきれいになっているほど整った音が出るので山形の面も400番のペーパーかリードギークの角の部分を使って表も裏もつるつるになるまでこすってみて下さい。
研磨は乾いた状態で行うと先端を割ってしまう事があるので、必ず濡らしてから行います。
リードギークは世界的なサック奏者も使っていて、コンパクトなのでいつでもどこでもリードの手入れをすることができます。
練習が終わったらリードはマウスピースから外して、リードケースに入れて保管します。
昔のジャズプレーヤーは、リードを乾燥させないために、
「マウスピースから外さずに、そのまま冷蔵庫で貯蔵する。」なんていう都市伝説のような話もありましたが、この話にはなんの根拠もありません。
リードが乾燥することで、リードの先端が波打つのを防ぐというのが理由のようですが、
一番良いリードのしまい方は、練習の後に軽く水洗いした後に、
キッチンペーパーのような柔らかい素材で水分をよく拭き取り、
リードケースの中で、リードの先端が波打たないようにゆっくり乾かす方法です。
ただ実際の話、ここまでしている演奏者は少なく演奏が終わったら水気を拭き取って、
そのまま付属のリードケースにしまっている人が多いようです。
リードの素材の特性から言っても、湿った状態と乾燥した状態を繰り返しさせた方が長持ちするようです。
サックスのリードケースは、ガラス製とプラスチック製の2種類があります。
ガラス製は、ガラス板とクッション材でリードを挟みます。
ガラスにリードの先端を押し付けるので、リードの先端が波打ったり反りにくいです。
仕切りが無いので、隣のリードと重なったまま蓋をしてしまうと割れてしまう危険性はあります。
ガラスの反対側の布のクッション面は湿気が溜まり衛生面は良いとはいえません。
またケースを落とすとリードが簡単に散らばったり、落とした勢いでリードが欠ける・割れることもあります。
プラスチック製は、リード1個づつを固定するので、隣のリードと干渉する心配はなく、落としたりした時にリードが割れるリスクは少ないです。
通気性が良いので、衛生面も若干いいです。
ただ、リードの先端は波打ちやすいので、演奏前に時間をかけてリードを湿らせて、波打ちを解消する必要があります。
プラスチック製の方が、安くて落としてもケースが割れないので、学生さんが使用していることが多いですが、
リードのコンディションを保つためにはガラス製がオススメです。
リードは演奏したあとは、マウスピースの形状に沿って曲がっています。
リードケースに保管する時には、曲がったリードを平らに戻すことが必要です。
ガラス製は、リードを1枚1枚ガラス板の上に置いて、上のクッション材ではさんで収納するので、リードの状態が安定します。
ただ、プラスチック製に比べると値段が高く、重量もあります。
リードの寿命はすごく判断が難しいです。
同じメーカーの同じ厚さのリードでも寿命はマチマチ。
その人の使用頻度や保管方法にもよります。
使用頻度にもよりますが、毎日同じリードを使い続けていればリードの寿命は約2〜3週間です。
次のような症状が出ていたら交換しましょう
もったいないからと使い続けていると、リードミスが出やすくなります。
リードは水分を含んで徐々に柔らかくなってくるので、使い続けると、早い時で1週間程で水分を含み過ぎ、ヨレヨレになってしまいます。
サックス初心者のリードは、息のコントロールがまだ慣れない所で吹いているので、リードの消耗(割れる)が早いです。
これは、演奏に適した息づかいでない息や発音を続けると起こりやすいのですが、練習を重ね経験を重ねることで、リードが割れるという現象は減ってきます。
初めて間もないころは、早い人は2回の練習でもう割れてしまう事もあります。
割れたリードがもったいないと、使い続けていると、発音が難しくなっているのに、無理に音を出そうとして余計な力が入ってしまいます。
初心者の頃は、リードが割れて鳴りにくいなと思ったら、もったいないと思わずに新しいリードに交換して発音しやすい環境で練習することをおすすめします。
サックスのリードは最近はかなり色々なメーカーから良いものが出ていますが、
その中でも主なサックスのリードのブランドは3つです。
「ヴァンドレン」「ラ・ヴォーズ」「リコ」
◆リコ
オレンジの箱と青い箱が一般的です。
オレンジ箱はアメリカンカット、青箱はフレンチカット
リコ(橙)は、どういうわけかサックス奏者からは人気がないですね。
口に含んだ時に、酸っぱさを感じるのと、コシが無いのが原因のようです。
しかし、実際に使ってみると、このコシの無さが意外と良い感じだという人もいます。
◆ラ・ヴォーズ
アメリカンカットの代表格です。
◆ヴァンドレン◆
クラシックからジャズまでいろいろなタイプのリードが出ています。
中学や高校の吹奏楽などで、使うのがまず「青箱」です。
・バンドレン|トラディショナル
定番中の定番で初心者からプロ奏者までが使用し通常「青箱」とよばれています。
選び出したらキリがありませんので、まずサックス初心者はこの「青箱 2-1/2」で感覚をつかむのが良いでしょう。
その方がお金を無駄にすることなく着実に上達していくことができるはずです。
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良いリードを選ぶということは、初心者にとってとても難しく、技術も必要です。
リード選びが悪く、質の悪いリードを使い続けていると、上達の妨げになったり、変なクセがついてしまうこともあります。
サックス初心者こそ、葦のリードではなく、樹脂リードから入っていくべきかもしれません。
樹脂リードは上級者は使わない。ということはありません。
プロのサック奏者も、レコーディングや大きな本番でも樹脂リードを使っている人はいます。
樹脂リードは音を出しやすく、コントロールしやすいです。
特に弱音はコントロールしやすいです。
樹脂リードは音が出やすいので、演奏に集中することができます。
音がひっくり返りにくく、適当に吹いても音が裏返ることがありません。
良いことでもあるのですが、吹き方が雑になるという悪い面もあります。
そこは注意が必要です。
しかし、途中で音が出なくなるかもしれない。という不安もなければ、長時間演奏し続けても状態はほとんど変化しません。
それに対して葦のリードは、吹き過ぎると劣化して、ノイズが入ったり、寿命が短くなったりします。
樹脂リードは1枚当たりの値段は高いですが、耐久性、耐水性は葦のリードより優れているので長持ちします。
丁寧に使っていれば、1年以上使い続けることもできます。
保管に気を使わなくても済みます。
コストパフォーマンスは抜群です。
葦リード(ケーンリード)は、爪やリードの出し入れ、キャップをしようとしてひっかけたりします。
キャップをしてなかったことで他の人に引っかけられたり、リガチャーをぶつけて真っ二つに割れてしまうこともあります。
本番前にリハーサルで割ってしまったら大変です。
樹脂リードも扱いが悪ければ、不具合は起きますが確率は少ないです。
もし、割れるなどの不具合が起きても交換してすぐ吹けるというのは大きな利点です。
音色的には、ケーンリードだと一箱(あるいは数箱)の中に1〜2枚「これはいいな」と当りがあるのですが、
樹脂リードだとすべてが80点〜90点くらいで安定してるという感じです。
樹脂リードは、何種類かありますが、おすすめはレジェールリードです。
音色が他の樹脂リードと比較して、ダントツに良いです。
レジェールリードは、購入後に硬さが合わなければ期間内にメーカー(日本総代理店)に送ると一度だけ交換してくれます。
↓詳しくはこちら↓
自宅のサックスの練習におすすめの音が鳴らないリード(消音リード)が開発されました。
開発したのは、サックスのマウスピースブランド「Gottsu(ゴッツ)」です。
この音が鳴らないリードはフェイシングに沿ってリードを厚くすることで、強制的にリードの振動を止めているのです。
普段のセッティングのリードを、この消音リードに変えるだけで消音になります。
サックス奏者が練習場所に困る現状、この消音リードがあれば、いつでもどこでも吹くことができます。
自宅練習に最適です。
消音リードを使って練習することで、サックスを吹くうえで最も大切な腹筋、背筋を使った腹式呼吸を身につけることができます。
音が出ないことのデメリットもありますが、しっかりと息を入れる練習や、吹いている感覚を忘れたくない方におすすめです。
リードを引き気味、出し気味にすることで、抵抗も変わり息の通りを調整することができます。
↓詳しくはこちら↓
まずは、どんな感じか動画でご覧ください。
バイオマス燃料として注目されている「ダンチク」っていう葦(あし)で作られていて、南仏産のものが良いとされています。
「ダンチク」を縦に4分割して削ったできたのがリードです。
自然な植物からできているので、同じリードは2つとして存在しません。
サックスはリードを振動させて音を出す楽器です。
リードは楽器の音色の良し悪しを決定する「最重要パーツ」です。
カットの境目が横線
明るめの音色が特徴で吹奏楽やオーケストラの演奏に向いています。
カットの境目がU字型
暗めの音色が特徴でジャズ演奏に向いています。