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マウスピースの寿命、選び方について説明します

サックス マウスピースの選び方

ここでは、アルトサックスのマウスピースの寿命、選び方について、サックス初心者向けにわかりやすく解説しています。

 

マウスピースの種類、お手入れ方法、しまい方なども知ることができます。

マウスピースの寿命と交換時期

マウスピースは使っているうちに、口が直接触れる部分やリードやリガチャーが当たる部分が削られ摩耗してきます。

 

摩耗が進むにしたがい、音色が変わったりノイズが増え音が悪くなります。
この状態になったら交換をおすすめします。

 

ただ、変化はゆっくりと進行しているので、気づきにくいです。

 

一般的にはラバー系マウスピースで2〜3年。
メタル系で4〜5年と言われています。

 

理想は1年に1回の交換ですが、決して安い物でもないので、長くても3年に1回は交換したいものです。

 

練習は樹脂(プラスチック)製を使い、本番の演奏の場ではエボナイトやメタル等と使い分けるとよいでしょう。

 

もちろん、この間の使用時間とか、リードなどのセッティングによって個人差はあります。

ティップオープニング

マウスピースの選び方

リードとマウスピースの先端の開きのことです。
狭いと安定性が良く、クリアな音になり、広いと抵抗が増えますが音量が豊かになります。

 

リードがサックスの演奏中に、激しく凄い勢いで振動しながらマウスピースに当たることで削れていくのですが、その削れ方はわずか1ミリ未満の世界です。

 

例えば、セルマーマウスピースS90でいうと

  • 180モデルのティップオープニングが、1.45mm
  • 190モデルのティップオープニングが、1.55mm

その差はわずか0.1mmです。

 

見た目にはわかりずらいですが、0.1mm違うことでモデルも変わるくらいなのです。

フェイシング

リードが振動する部分の長さのことです。
長いとレガートが掛けやすく太い音になり、短いと音切れの良い明解な音になります。

マウスピースのチェック箇所

先端(ティップ)

すこしでも欠けたり、傷が付いていたり、こすれたりなどしていると、リードが十分に振動しません。

先端内側(ティップレール)のエッジ

ぱっと見はわかりにくいですが、長年スワブを通していると、少しづつ角がすり減って丸くなってきます。
新しいマウスピースに買い換えたら、スワブを通す回数を減らし、演奏後は清潔に水を通してやわらかい布で拭き取るお手入れを取り入れていくのもいいでしょう。

先端内側(ティップレール)のサイドレール

ここは正しく手入れをしていても、リードが一番接触する面なので少しづつすり減ってきます。
残念ですが、新品のときとリードの振動が変わってしまうのは避けられません。

先端外部(ビーク)

マウスピースパッチを貼っていても、常に前歯が当たるので、ボコボコに凹んだり、えぐれたりします。
こうなってしまうと、アンブシュアを安定させることが難しくなります。

マウスピースは定期的に新しいものに変える

長年同じマウスピースを使い続けていると、馴染んでくるので「今の状態がベストで吹きやすい!」と思う方が多いですが、
実はこれマウスピースに自分が対応していっているのです。

 

もしマウスピースが破損してしまったら買い替えることになるのですが、
その時に新しいマウスピースでは演奏しにくいとうことになりかねません

 

マウスピースは定期的に新しいものに変えることで、正しいアンブシュアを意識した基本からの応用に対応できるのです。

マウスピースパッチ

せっかくマウスピースを選んでも、演奏によりマウスピースと上の歯がこすれて、マウスピースがすり減り短命に終わってしまいます。

 

また、自身の歯もすり減ってしまいます。その悩みを解決しました。
このパッチがマウスピースと歯の摩耗を防いでくれます。

 

サクソフォン奏者 須川展也氏監修のマウスピースパッチ!です

 

マウスピースそのものと同じくらいな抵抗感、動きができ、貼っているという感覚がないくらい薄く、適度な滑りもあります。

↓クリック↓

マウスピースを変えたらリードも変える

マウスピースを変えたら、今までと同じように吹けないのが当たり前と思っていた方がいいでしょう。

 

ハードラバーからメタルに変えると、中低音は問題ないけれど、高音部が全然吹けなくなることがあります。

 

無理に音を出そうとすると、無意識にアンブシュア締めてることがあるので注意が必要です。

 

最初は小さい音量での練習を繰り返していれば出るようになりますが、
リードの硬さやブランドを変えるだけでも改善することがあるので、「リードの選び方」は大事です。

 

【関連記事】 サックスリードを吹きやすくする方法やリードの選び方

マウスピースの選び方:付属品でOK?

マウスピースは、最初にサックスを購入した時に付属でついてきます。

 

サックス初心者は、まず楽器を購入した時に付いているマウスピースをそのまま使い続ける人が多いです。

 

ただ、現在メーカーで作られているマウスピースは、有名なメーカーのものでも大量生産されているため、一つ一つの加工精度にはバラツキがあります。

 

中には、同じメーカー、同じ品番でも音が鳴らしにくマウスピースが存在します。

 

サックス初心者がそんなマウスピースに当たってしまうと、上達を妨げることになってしまいます。

 

そんな時には、せっかくセットで付いて来たマウスピースですが、使用をあきらめ吹きやすいマウスピースに代えることをおすすめします。

 

ネックは本体と同じメーカーで統一するのが一般的ですが、マウスピースはメーカーに関係なく吹きやすいものを選んでも問題はありません。

 

万が一、選んだマウスピースがネックに対してゆるい、きついなどがあっても、ネックのコルクを削ったり、張替することで簡単に調整することができます。

マウスピース サックス初心者の選び方

マウスピース選びは、アルトサックスを上手く演奏するためにはとても重要な部分です。
サックスの音色のほとんどはマウスピースによって決まると言っても過言ではありません。

 

サックス上級者でも、なかなか自分にあったマウスピースはみつけられないものです。

 

サックス初心者は、楽器を購入した時に付いているマウスピースによっぽどの不具合がなければ、少し基礎が身に付くまで使いましょう。

 

付属のマウスピースはクラシック向けのものが多く、基礎的な呼吸法ができていないと良い音が出にくいことから、初心者が基礎力を身に付けるにはちょうどいいんです。

 

しばらくそのマウスピースで練習して、良い音がでるようになってから他のを使ってみることをおすすめします。

 

アルトサックスのマウスピースには先端が広いものから狭いものがありますが、アルトサックス初心者には真ん中あたりのものをお薦めします。

 

先端が広いと音程が定まりにくく、先端が狭いとリードがマウスピースについて音がでにくくなるからです。

 

マウスピースは形状、材質の違いで様々な物が販売されていて、購入時に店頭で試奏ができても、初心者にとっては自分の好みの音色や吹奏感覚などは当然わかりません。

 

ですから最初は一般的に良いといわれているマウスピースを選べば間違いないと思います。

 

最も注意する点は、どこのメーカーを選ぶかではなくて、鳴らしやすいマウスピースかどうかという基準で初心者の方は選ぶといいでしょう。

 

マウスピースを選び基準で大事なことは吹き易さです。

 

どんなに良い音が出たとしても、吹きにくいと感じるマウスピースはおすすめできません。

 

購入するときには、実際に店頭で拭き比べをするのが一番です。

マウスピースをネットで買うのは良くない?

マウスピースはリードと同じで、同じ型番でも個体差が大きいので、誰もが吹いても素晴らしいと感じるものはありません。

 

例えばSELMERのC★★が2本あったとしたらどちらか一方が吹きやすいのにもう一方は吹きにくいということがあります。

 

「〇〇さん選定品」という商品もありますが、口の形や吹き方で、吹きやすい吹きにくいが変わってくるので、あまり当てにしないほうがいいです。

 

ネットでの購入は試奏はできませんが、安いのが魅力です。

 

楽器店に行っても試奏しないのであれば、ネットでも買うのもいいでしょう。

 

ネットで買う場合は信頼のおけるメーカを選びましょう。

セルマーのS80-C

マウスピースの選び方


とは言っても初心者にはなかなか判断しずらいと思うので、具体的な品名を上げると、
吹奏楽なら、セルマーのS80-C☆が一番無難でしょう。

 

初心者にとっては楽だし、多少ばらつきはあっても「ハズレ」は少ないです。

 

もし、S80-C☆が物足りないと感じたらセルマー S90 180か、セルマー S90 170です。

 

この2つを比べるならS90 180です。

 

S90 170は初心者には扱いづらいかもわかりません。

 

ジャズ、ポップスならMeyer 5MMもしくは4MM です。

 

ここで紹介したマウスピースでしっくりくれば、初心者の間だけでなく一生それで充分です。

YAMAHA(ヤマハ)AS-4C

ヤマハは管楽器ブランドで一番リーズナブルで品質も良いので、はじめて買うのであればおすすめです。

 

フェノール樹脂を使用し、リードの振動をあますことなく伝えてくれます。
レスポンスも良く、初心者、中級者レベルの演奏に対応が可能。

 

バランスが良いので吹奏楽はもちろん、ジャズやポップスを始めたい初心者の方にもおすすめです。

 

・YAS-280 ・YAS-380 ・YAS-480 ・YAS-62 対応
リガチャー+キャップのセット

↓詳細は画像をクリック↓

マウスピースの種類

マウスピースは4種類の素材があります。

エボナイト製

天然の生ゴムに硫黄を混ぜて焼き上げたもので、マウスピースでは一番メジャーです。

 

消耗度が少なく、音質も柔らかく艶があります。
どんなジャンルの音楽にも合い、初心者からプロまで幅広い層で使われています。

金属製

金属でも真鍮(しんちゅう)やアルミ合金製、ステンレス製などがあります。

 

メタル製とも呼ばれ、硬めで明るい音色が特徴的でサックスのソロ演奏が多い人、メリハリのある音を求める人におすすめです。

樹脂製

アクリル製とフェノール製の2種類あり、まとめてプラスチック製と呼ばれます。

 

大量生産が可能なので、かなりリーズナブルで、カラーも透明なものから赤など、色々な種類があります。

 

軽量で硬度もあるので初心者の人におすすめです。

クリスタルガラス製

透明なガラスで作られていて、音質は透明感があり明るく、吹く息の量や圧などに敏感に反応します。

 

演奏で色々な表情をつけたい上級者向きです。

 

価格も高く、壊れやすいので扱いが難しいマウスピースです。

マウスピースのしまい方

練習が終わったら、本体からマウスピースを外し分解掃除をします。

 

リードは外した後に水分を拭き取ってケースにしまいます。

 

それから、リガチャーを外しマウスピースにスワイプ通します。

 

スワイプの使用は、水分が適度に無くなる程度でOKです。

 

あまり、ゴゴシゴシ擦るとマウスピースの形が変わってしまう場合があるからです。

 

マウスピースの外側の汚れは水で洗い落とすか、専用のマウスピースクリーナーを使ったりします。

 

マウスピースをキャップの中にしまえば完了です。

 

この時に、いらなくなったリードをマウスピースにつけたまましまう方もいます。

 

リードの先端をマウスピースの先端より少し出っ張らせて取り付けることで、
マウスピースの先端がキャップに当たって傷付くことを防ぐことができます。

 

また、リードを取りつけておくことでリガチャーの変形を防いでくれます。

マウスピースの白い汚れ

毎回のお手入れは水分を拭き散る程度でいいのですが、それでも白い汚れがすこしずつ付いてきます。

 

この白い汚れは、唾液に含まれるカルシウムです。

 

ラバーのマウスピースによく見られます。

 

放置しておくと簡単には取れなくなったり、音も変わってきたりします。

 

こんな時は、ティッシュに少しお酢をつけて拭いてみて下さい。

 

キレイに取れますよ。

 

マウスピースは固そうに見えますが、傷がつきやすいです。

 

固さは、メタルよりもラバーのほうが固いです。

 

水分を拭き取る時も、こするのではなく吸い取るような感じでお手入れをしてみて下さい。

 

特に注意してほしいのは、汚れがよく落ちるからと「お湯」や「ぬるま湯」を使うことです。

 

メタルは大丈夫かもわかりませんが、ラバーは質が変わったり音に影響が出たりします。

 

マウスピースの水洗いには「冷たい水」を使用してください。