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サックスは金属で出来ているのに木管楽器に属しています。
どうしてでしょう?
昔は金属ではなく木製で作られていたから?
ブー!ですが、でも、そう思いたくなりますよね。
サックスを初めて習い始めるのに、サックスの分類なんてどうでも良さそうな話ですが、
せっかくですから、この際、きちんと覚えておいても損はありません。
逆にサックスが上手くなってからもサックスは金管楽器と思っている方が恥かしいです。
サックスは、昔は木で出来ていたからという、でたらめな噂を信じないで下さいね。
サックスは管楽器です。
これは正解です。
楽器が管で作られ、管内に息を吹き込むことで空気を振動させ音を出す楽器の総称をいいます。
管楽器には木管楽器と金管楽器の2種類があります。
両者の分類上の違いは、ボディの材質に関係ありません。
大雑把な分類ですが、金管楽器以外の楽器を木管楽器と分類されます。
本当に大雑把なのですが、これが正解なのです。
演奏者の唇の振動によって、マウスピースを用いて音を出す楽器です。
◆代表的な金管楽器
金管楽器はピストン(ボタン)を押すことで息が通る管の長さを変えることで、音質を変化させます。
木管楽器は、唇を震わせることなく、リードなどを使って音を出す楽器すべてを木管楽器と言います。
管の穴から直接息を吹き込むことで空気のリードを振動させて音を出します。
イネ科の植物、ケーン(葦)から作られたリードを用いて音を出します。
2枚のリードを用いて、息を吹き込むことで2枚を開閉させることで音を出します。
◆代表的な木管楽器
木管楽器は、楽器自体が1本の管状になっていて、キー(ボタン)を開け閉めすることで管の長さを調整し音の高さを変えることができます。
サックスは、木管楽器のやわらかさと、金管楽器のパワフルな音圧や響きを合体させた楽器を作ることができないかという発想から開発された楽器です。
正式名称は「サクソフォーン」で、開発者のアドルフ・サックスから命名されました。
アドルフ・サックスは1814年生まれのベルギー人で、サックスは1840年代に開発されました。
アドルフ・サックスはベルギーの著名人でお札にもなっています。
1846年にパリで特許を取得し、アドルフサックス自身が、パリ音楽院のサックス科の初代教授となり普及や教育に努めました。
こうしてみると、サックスはまだまだ歴史が浅い楽器です。
バッハやベートーベンが生きた時代には存在していなかったわけです。
ですので、交響曲がたくさん生まれた時代にサックスはなかったので、オーケストラにサックスパートがないのも納得ができます。
楽器が開発されても、その楽器を演奏する名手が育つまでにも長い年月がかかります。
サックスの地位が向上し始めたのは、アドルフサックスが死去して数十年が経ってからです。
今では、
など、曲によっては、サックスはオーケストラでも活躍しています。