サックス おすすめ:アルトサックス 選び方
サックスを始めようと思った時に、まず必要になるのがマイサックスです。
でも、調べてみると意外に高い!
そしてメーカーが色々あるうえ、一つのメーカーからも何種類ものサックスが販売されています。
サックス初心者なので、わからないなりにカタログやホームページをチェックすると、どれも専門用語や美辞麗句ばかり。
「もう〜、一体どれを買えばいいんだ。」
と悩んでしまいます。
ネットで調べても実際に店頭で試奏して決めましょう。とか
初心者の方は店員に相談しましょう。とか書かれています。
でも全くの初心者が試奏して楽器の良し悪しが分かることはなく、店員に相談してもヤマハならヤマハ製品をすすめるでしょうし、商売上手な店員だと、多少ヘンでもこれが良いです。と言われる心配もあります。
そんな悩みイッパイのあなたに、ここでは、あなたが絶対後悔しないサックス おすすめの選び方を紹介します。
信頼できるメーカーの品番でも紹介するので試奏する必要もありません。
使用するシーンによる選び方
部活で使う場合
部活で使用する場合は、3年間ほぼ毎日数時間の練習や、演奏会などでの持ち運びや移動が発生します。
ですので、耐久性が求められるのと、部活の実力によっては音色のクオリティも要求されます。
これらを考慮すると、入門機の数万円程度のサックスではなく、
少し値は張りますが20〜50万円クラスのサックスがおすすめです。
学校に基準がある場合もあるので、まずは顧問や先輩に確認してみましょう。
趣味で使う場合
初めてサックスを始めようという場合は、入門機の10万円クラスがベターです。
3万円クラスの安い機種もありますが、壊れやすかったりアフターサポートがない場合があるので、注意が必要です。
サックスメーカー御三家
サックスのメーカーにも、御三家が存在します。
セルマー、ヤマハ、ヤナギサワです。
セルマーとヤナギサワはサックス専門メーカーです。
メーカーのランクとしてはセルマー>ヤナギサワ>ヤマハと言われますが、メーカー毎に音色も違うしこの辺りは好みです。
セルマー
サックス界のトップランナーです。
高額モデルばかりのラインナップでしたが、最近は40万円前後の廉価版モデル「アクソス」がリリースされました。
(40万円はセルマーにとっては廉価版なんです。)
セルマーでのお薦めは、「シリーズU」の50万円台か、「シリーズV」の60万円台シリーズです。
愛好者にとってはネックの「Sマーク」は羨望の的です。
セルマー以上のブランド力が高いサックスは存在しないので、
あなたがブランド志向なら迷わず「セルマー」を選んでください。
アメセルとは
セルマーはフランスのメーカーですが、一時期アメリカで組み立てられていた時期があり、そこで生産された物をアメリカンセルマー(通称”アメセル”)と呼ばれています。
現在はフランスのみの生産ですが、アメセルはプレミアが付いて非常に高値がついています。
ヤマハ
ご存じ、ヤマハは日本を代表する楽器メーカーで、あらゆる楽器を手がけています。
ヤマハの魅力のひとつに全国のヤマハショップでアフターサービスやメンテナンスが受けられることです。
ヤマハの最高機種は「カスタムYAS-875」シリーズ(48.5万円)で、サックス奏者のトッププロも愛用しています。
ジャズ・ポップス志向なら「カスタムYAS-82Z」(39万円)。
部品は海外の自社工場で製作し組み立てを国内で行うことでコストを抑えています。
サックス初心者ばかりでなく中級者まで十分に扱えます。
サックス初心者には、ジャズだのクラシックだのジャンルによって選ぶと言われてもピンときません。
おそらく、この違いが分かるのはサックスを習い始めて数年たつ頃だと思います。
しかし、あなたがジャズ志向で予算が許すのなら「YAS-82Z」がお薦めです。
ちょっと予算的に無理という方には、吹奏楽でもジャズでも最低限の仕事はしてくれ、コストパフォーマンスに優れた「YAS-280」が良いと思います。
吹奏楽ジャンルならヤマハ「YAS-875シリーズ」です。
ヤナギサワ
サックス専業メーカーで、東京都板橋区の工場で造られています。
真鍮製の2種類のラインナップ(27万円の「A-WO1」と、37.8万円の「A-WO10」)を軸に、
ブロンズやシルバーなどの金属を管体に取り入れたサックス作りが特長です。
日本よりも、どちらかというと海外での評価が高いようです。
吹奏楽で使用するよりは、ジャズ演奏者に支持されています。
カドソン
サックス御三家ではありませんが、台湾製であるのですが輸入元の中島楽器が、再び組み直すことで品質を確保しています。
20万円台後半から30万円台の「900シリーズ」が人気です。
御三家に比べると割安感があります。
イシバシ楽器
日本最大級の楽器専門店イシバシ楽器なら、
ヤマハやヤナギサワなど色々なメーカーのサックスを一堂に比べながら選ぶことができます。
アルトサックスは各種メーカー合わせて260種類以上の品揃えがあります。
アウトレットや中古も取り揃えているので予算に合わせたサックスが見つけやすいです。
最安値サックス
いくら安くてもきちんと調整されたメーカー品なら、
いくら初心者だろうが演奏者の技量を損ねることなく表現できます。
お薦めは、国内のサクラ楽器が販売している初心者セット「ソレイユ」です。
サックスの他に14もの入門セットがついて税込30,800円です。
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サックス おすすめを現役のプロが教えます
サックスは600にも及ぶ大小さまざまなパーツから成り立っている複雑な構造をした楽器です。
熟練の職人技が必要な手作業な部分も多く、職人の確保や開発にコストがかかります。
当然、それらのコストはサックスの価格に反映されるわけですが、
満足が得られる一定以上の品質を持ったサックスを作ろうとすると、当然それなりの値段になってしまいます。
プロサックス奏者・吉野ミユキのサックス教材でも、サックスを選ぶ時のポイントや、おすすめのメーカーなどサックス初心者にとっての「アルトサックスの正しい選び方」を現役のプロが教えてくれます。
第1弾の基本編 第1章レッスン3で教えてくれます。
サックスの材質・塗装方法
サックスの豆知識として読み進めて下さい。
サックスは多くは真鍮で作られ、塗装はラッカーが一般的です。
しかし、素材に合金や銀のような洋白が使われていたり、塗装も銀や金ニッケルなどでメッキされているものもあります。
素材や塗装により振動に変化が生まれ音色にバリエーションがでます。
購入するときには、素材、塗装をによっての音の違いを聴き比べてから購入すると良いでしょう。