http://xn--pckln2b1433b8fm.xyz/

サックスのブレス(息継ぎ)について

アルトサックスのような管楽器はブレス(息継ぎ)が必ず必要ですが、ピアノやドラム、弦楽器などはブレスは必要ありません。

サックスのブレス(息継ぎ)

 

まあ、当たり前のことなのですが。

 

しかし、ということはブレスという空白の時間がないので、他の楽器と演奏をするときに、ブレスをきちんとしないとサックスだけが尻切れトンボのように聴こえてしまいます。

 

これはブレスが上手くできなくて拍いっぱいの音がでていないからです。

 

演奏曲には、次の音までに休符がない曲はたくさんあります。

 

初心者、中級者の方に多いのですが、音は綺麗に出ているのですが、ブレスの時間が長すぎてしまうのです。

 

もちろん、ブレスをしないわけにはいきませんが、出来るだけ短時間に息を吸う事ができるように練習する必要があります。

 

アルトサックスで息が続かないのは呼吸法に問題があるのですが、ポイントは複式呼吸がきちんとできているかどうかです。

 

息が続かない、息継ぎができない方は、腹式呼吸ができているかチェックしてみてください。

 

関連記事:サックス腹式呼吸の3段階練習方法

 

ブレス(息継ぎ)練習方法

4小節を一息で吹いていたなら、6小節に伸ばしてみる練習を腹式呼吸で安定して吹き続けるようにします。

 

この時は、楽器を持っていなくてもマウスピースだけでもOKです。

 

出す音は、あなたが出しやすい音で大丈夫なのでロングトーンなどでも練習してみましょう。

 

他の楽器と音の出だしを揃えるために、ブレスは最初は1拍分をたっぷり取って息を吸う。

例えば、「1、2、3、スーーー(吸う)、トゥ〜〜〜〜(吹く)」という感じで、発音する前の拍(アフタクト)で息を合わせます。

 

これは他の演奏者と音の頭だしを揃えるのに、とても大事なことです。

 

テンポの速い曲だと、「1、2、3、スッ!!(吸う)、トゥ〜〜〜〜(吹く)」といった具合です。

 

サックス初心者には、慣れないとなかなか難しいですが、アンブシュアが崩れないように、ゆっくりのテンポから始め次第にテンポを速めていくようにします。

 

アンブシュアを崩さない

ブレスをする時に、アンブシュアを崩してはいけません。

 

演奏中で音が安定しない方は、ブレスをする時に、マウスピースから上の歯を離し、ブレスをした後に急いで咥え直していることが多いです。

 

これではブレスの度にアンブシュア(口の形)が崩れてしまっています。

 

ブレスの時には上の歯をマウスピースから離さないように固定したままで、口の両端から息を吸い込みます。

 

ブレス後に力まない

サックス初心者に多いのがブレス後にピィーとかブワーのようなリードミスをして気合を入れて吹きすぎてしまうことです。

 

吸った息は一度止めてから綺麗に『トゥー』と出すようにします。

 

この時にスピードを落とすと、音が鳴りにくくなるので腹筋を使ってしっかりと音を出すように心がけてください。

 

自然な腹式呼吸の練習法

ブレスをするときに、腹式呼吸を意識するあまり、お腹を膨らまそうと肩に力が入りすぎることがあります。

 

肩が上がったり、力が入るということは、腹式呼吸ではなく胸式呼吸をしている可能性があります。

 

胸式呼吸では動かす筋肉が違うのでブレスをキチンとするには腹式呼吸が必須です。

 

腹式呼吸は肺の下を膨らませるイメージで吸い込むことで、自然に胸が膨らみ背中も膨らみます。

 

この時に、猫背だったり、首筋に力が入っていたり肩より上が力んでいると全く上手く吸う事ができません。

 

臥位(ベッドに横になった状態)でする呼吸は確実に腹式呼吸ですので、この状態で楽器を吹いてみてください。

 

この時の状態をよく理解して立位(立った状態)でも同じ事が出来るように繰り返すことで腹式呼吸が身に付くはずです。

 

⇒ブレスと腹式呼吸が映像を見ながらマスターできます!

 

循環呼吸

 

サックスを演奏するのに「循環呼吸」をマスターすればブレス(息継ぎ)をしなくても、長時間吹き続けることができます。

 

サックス奏者のケニー・Gは、この循環呼吸による演奏で、ブレス(息継ぎ)なしで45分47秒演奏し続けたというギネス記録を持っています。

 

循環呼吸とは、膨らました頬に空気を溜め込み、それを吐き出しながら鼻から息を吸う方法です。

 

循環呼吸を習得することでサックスのブレス(息継ぎ)による無音時間を無くすことができます。

 

循環呼吸は特別な方法でもなく、きちんと練習しコツさえ掴めば誰でもがマスターできる呼吸法です。

 

循環呼吸を身につけることで、サックス演奏の表現の幅が広がることは間違いありません。

 

練習方法などは「循環呼吸」で検索すれば詳しく解説した動画がいくつも出てくるので参考にしてみて下さい。

 

>>アルトサックス 教本