アルトサックスの素材、ベルの製法、レゾネーターの違い、塗装方法
この記事では、アルトサックスの素材、ベルの製法、レゾネーターの違い、塗装方法などを紹介しています。
アルトサックスの素材は3種類、ベルの製法は2枚取りと1枚取りがあります。
レゾネーターはメタル製とプラスチック製があります。
塗装方法は多種多様で、表面仕上げ7選を紹介しています。
サックスの素材
サックスの素材は、ほとんどがブラス(真鍮:しんちゅう)です。
ブラスは銅と亜鉛の合金なのですが、その配合比率によって様々な種類があります。
- イエロープラス
銅70%、亜鉛30%
ブラスの中でも最も多く使用される配合比率で、明るく張りのある音色が特徴なことから、吹奏楽部の人におすすめです。
- ゴールド(ブロンズ)ブラス
銅75〜80%、亜鉛20〜25%
幅のある、ふくよかで幅のある音色が特徴です。
- レッドブラス
銅85〜90%、亜鉛10〜15%
柔らかさと落ち着いた温色(温かみのある音色)が特徴です。
あなたが吹きたい音色に合わせて材質を選ぶといいでしょう。
サックスのベルの製法
2枚取り
効率よく均等に大量生産ができるので、コストを抑えることができます。
1枚取り
職人が1つ1つ、ハンマーで金属を叩き上げて作ります。
金属が鍛えられることで、響きや音抜けが良くなります。
これから、しっかり長く使っていくなら1枚取りがおすすめです。
レゾネーターの違い
レゾネーターとは、タンポ(パッド)の中に入っている反射板のことです。
この反射板で音を反射させることで、ベルから音を出します。
レゾネーターは2種類あります。
メタル製
ジャズ演奏に向いていて、レスポンスがハッキリしていて明るめの音色がでます。
プラスチック製
低価格帯のサックスに使われることが多く、丸みのある柔らかい音色が特徴です。
サックス塗装方法
サックスの塗装はラッカーが一般的です。
しかし、素材に合金や銀のような洋白が使われていたり、塗装も銀や金ニッケルなどでメッキされているものもあります。
ラッカーは本体の金属の塗装で、傷やサビから楽器を守ります。
メッキは、楽器本体の金属の上にさらに付着させます。
表面仕上げ7選
- ゴールドラッカー仕上げ
サックスだけでなく、管楽器によく見られる金色の塗料を混ぜたラッカー塗装です。
- クリアラッカー仕上げ
真鍮を磨き上げた上に、透明なラッカーを塗ったものです。
ゴールドラッカーよりも明るい金色になります。
- サテン仕上げ
本体を研磨するときに、通常より粗く磨き上げ管厚を残します。
- アンラッカー仕上げ
ラッカーを使用しない菅体の素材むき出しのままです。
本体の素材がむき出しになっているので、表面が酸化しやすくクスミや錆がでてくるので、ポリッシュによる定期的な手入れが必要です。
管体に余分な物がついていないので、抵抗感がなく管が良く振動します。
- 金メッキ仕上げ
真鍮の管体に金メッキをかけたものです。
メッキの定着をよくするために下地にニッケルメッキをかける事が多いです。
- 銀メッキ仕上げ
真鍮の管体に銀メッキをかけたものです。
表面にクリアラッカーが塗ってないものは、銀と空気中の硫黄分が化合して管体の表面に黒い被膜を作ります。
そのため、定期的にシルバーポリッシュで磨く手入れがかかせません。
- ピンクゴールドメッキ
金・銀・銅を混ぜ合わせたメッキを、真鍮などの管体に塗ったもので、見た目がピンクがかって見えます。
素材や塗装により振動に変化が生まれ音色にバリエーションがでます。
購入するときには、素材、塗装をによっての音の違いを聴き比べてから購入すると良いでしょう。
サックスの組み立て方や掃除の仕方
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