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サックスで良い演奏をするには呼吸がとても大事です。
サックスの呼吸法は腹式呼吸法です。
腹式呼吸というとコツがいって難しそうに思えますが、普段寝ている時に人間が行っている呼吸方法が腹式呼吸なんです。
だから、そんなに心配する事はありません。
寝ている時の腹式呼吸を立っている時にも意識してできるようにすればいいだけです。
ヨガをしている人なら腹式呼吸はおてのものですね。
普段の生活している時の呼吸法は「肺式呼吸」(もしくは「胸式呼吸」)といいます。
肩を上げ下げしながらする呼吸法です。
立って腹式呼吸法を意識しているつもりでも肩が上がれば肺式呼吸になっているので注意してください。
腹式呼吸をキチンとマスターすれば良い音がでるばかりか、初心者にありがちな吹くたびに目まいがするとか、頭がジーンとしびれるようなことも無くなります。
呼吸法は大きくわけると「腹式呼吸」「胸式呼吸」「鎖骨呼吸」の3つがあります。
前述したように人が寝ている時は「腹式呼吸」で、深呼吸をするときは「胸式呼吸」、息切れしている時は「鎖骨呼吸」です。
サックスを吹くときは、「腹式呼吸」と説明しましたが、実際には3つの呼吸法を組み合わせて使う場合が多いです。
例えば、16分休符1つ分で思いっきり息を吸わなければいけない時はすべての呼吸法で吸います。
しかし、息を吐いて音を出す時には「腹式呼吸」に一瞬で切り替える必要があります。
このコンビネーションは、経験によって身に付けるしかありません。
まず、仰向けになってみてください。
人間は仰向けになると自然に腹式呼吸をするのですが、意識して力が入ってしまうと自然に行うことができなくなってしまうので、リラックスしてください。
リラックスして身体の状態を観察していると、自然にお腹が凹んだり膨らんだりするのがわかると思います。
ここで意識してほしいのが、横隔膜が上下することで呼吸が行われているということです。
次に椅子に座って腹式呼吸をします。
身体を起こした状態だと必然的に腹式呼吸にはならないので意識して腹式呼吸をする必要があります。
肩の力を抜いてお腹が膨らむように息を吸い、お腹に力を入れて息を吐きます。
肩が上下に動かないように鏡を見ながらとか家族に見てもらいながら練習するといいでしょう。
肩や胸が少しでも動いてはいけないということではありませんが、大きく動いてしまうとそれは胸式呼吸をしていることになります。
仰向けになっている時に感じた横隔膜を上下させるイメージを持ってください。
腹式呼吸というと空気をお腹に吸い込むというイメージがありますが、空気はお腹ではなく肺に吸い込みます。
横隔膜が下がることによって肺にたくさんの空気が入り込むのです。
ここで大事なことは息は吸ってから吐くのではなく、吐いてから吸うということです。
息のすべてをゆっくりと吐ききることで、自然に息を吸うことができます。
「息を吐き切ったら息は勝手に入ってきます」
この感覚をつかんでください。
今度は立ち上がって腹式呼吸を練習します。
まず壁を背中にして、かかと・腰・肩を壁にピッタリつけます。
この姿勢だと自然に下腹に力が入ります。
意識して練習する方法は椅子に座った時と同じです。
息をゆっくりと、完全に肺から空気が無くなるまで吐ききります。
かなり力を使います。お腹がブルブル震えることもあります。
とにかく肺の中の空気が空っぽになるように吐き切ります。
吐き切った後に力を抜くと自然に空気が入ってきます。
どうしても、腹式呼吸のやり方がわからない時には、もう一度仰向けになって感覚をつかむようにしてください。
これを繰り返すことで、最も簡単に腹式呼吸ができるようになるはずです。
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◆パワーフリーズ
世界のプロが使用する呼吸筋トレーナー
ミュージカル俳優、プロの歌手、管楽器演奏者などの世界で活躍する一流ミュージシャンに愛用されています。
日本では、某有名ロックヴォーカリストが、ライブ前の楽屋でウォーミングアップに使用していたことで話題になり、一気に広まりました。
1日2回30呼吸だけでOKです。
ポイントは、まずは1ヶ月継続することです。
約1ヶ月で吸気筋が約45%、持久力が約35%アップします。
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中学・高校生の定番器具です。
中にあるピンポン玉を落とさないように呼吸するのですが、成果が目に見え気軽に始めることができます。
◆ロングピロピロ
ユーチューバーやSNSなどでも大人気の腹式呼吸レーニングアイテム
通常版とストロング版がありますが、ここではストロング版を紹介しています。
サックスを吹くには、下半身を支えることが大事なのですが、身体をしっかり支えるには息も大事なんです。
息がしっかり出せていて、楽器に入っていないと音が支えられません。
身体は支えられても音が支えられないんです。
これが出来るようになると、自然に身体の土台もしっかりしてきます。
サックスは複式呼吸で吹くことは知っているけれど、ちょっと苦手とか、ちゃんとできているかわからない、という方もいると思います。
あと、教室に通っている人で先生から「はい、息もっと出して!」「お腹から出して!」「しっかり支えて!」「お腹で支えて!」と言われたことがある人もいると思います。
でも、「そのお腹 実際どこ?」っていうことありますよね?
そのお腹がどこにあって、どう使うのかを一瞬でわかる方法を解説します。
全身の力を抜いてリラックスします。
そして何かを思いついたように「あっ!」と言ってみて下さい。
この時に動いたのが「お腹」の場所で使うところです。
これは動画を見てもらった方がわかりやすいです。
3分10秒あたりから見てみて下さい。
わかりましたか?
これをサックスに応用させます。
この「あっ!」と息を吐く要領で楽器に吹いていきます。
次に「あっ!」を「はっ!」の息の音に変えます。
お腹が動きましたか?
それができたら、次に「ふっ!」にします。
お腹が動きましたか?
お腹が動いたら、この「ふっ!」を少し長くします。
「ふっ〜〜う!」です。
これができるようになったら実際に楽器を通してやってみましょう。
5分25秒から見て下さい。
この時に、タンギングは絶対にしないでください。
タンギングをすると、練習の意味がなくなってしまいます。
この練習で、どのくらい息が使えているかとか、どのくらい息が足りないのかがわかります。
また、その日のコンディションもわかったりします。
息とリードのバランスが悪いなあ。という事も分かるので、わかることで、その日のリードを変えることも、選ぶこともできるようになります。
その日の状態の目安になるので、おすすめの方法です。
この息の使い方は、実際の演奏の時も、タンギングやスタッカート、ビブラートなどする時に結構使います。
これをマスターすると、色んな練習がどんどん効率よくできるようになります。
基礎が出来上がることで、土台が崩れないので、そこからの上達も早くなりますよ。