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あなたに質問です!
「吹奏楽」と「ブラスバンド」は同じですか?
では、「吹奏楽」「ブラスバンド」「オーケストラ」の違いがわかりますか?
実は、こんな質問をされても実際に学校の部活動で「吹奏楽」あるいは「ブラスバンド」で活動している人でも正確に答えられない人が多いんです。
ですので、あなたが正確に答えられなくても何も心配することはありません。
実際の話、「吹奏楽」と「ブラスバンド」は同じ意味で、
「オーケストラ」はそれよりも人数も楽器も多い編成という程度の理解の方が多いのではないでしょうか?
ここでは、「吹奏楽」「ブラスバンド」「オーケストラ」の違いをわかりやすく説明していきます。
3つの違いは楽器編成の違いですが、楽団の人数、演奏する曲によって編成も変わってきます。
管楽器(金管楽器と木管楽器)が多く、打楽器が少し混じっているのが吹奏楽です。
名前の通り吹いて演奏する管楽器が多い構成になります。
弦楽器は入っていません。
たまにコントラバスが加わることがあります。
オーケストラの編成から弦楽器を除いたものとも言えます。
吹奏楽は欧米では「ウインドバンド」と呼ばれています。
決して「ブラスバンド」とは呼びません。
トランペット、トロンボーン、フレンチホルン、ユーフォニアム、テューバ
ピッコロ、フルート、オーボエ、バスーン、クラリネット、サックス、ファゴット
ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス、ハープ、ピアノ
トライアングル、ティンパニー、シンバル、木琴、鉄琴、ドラム、タンバリン、などなど
金管楽器と打楽器のみの構成で、木管楽器、弦楽器は入りません。
ブラスバンドは英語で、「brass band」で、金属の真鍮(しんちゅう)をbrassといいます。
金管楽器の吹き口のマウスピースには金属(真鍮)が使われていることから名づけられたようです。
吹奏楽から木管楽器を除いたものとも言えます。
ですので、吹奏楽=ブラスバンドではありません。
ちなみに、サックスは金管楽器ではなく木管楽器なので間違いのないようにしてくださいね。
【関連記事】サックスが木管楽器の不思議
木管楽器が使われないかわりに「サクソルン属」といわれるピストンがついた金管楽器(コルネット、フリューゲルホルン、アルト ホルン)が使われます。
オーケストラは英語で、「orchestra」ですが、日本語では「管弦楽団」と呼ばれます。
金管楽器と木管楽器、打楽器、弦楽器全てが入ります。
ヴァイオリン等の弦楽器を中心に吹奏楽を足したものとも言えます。
楽器編成が違うと同じ楽器でも役割が違ってくることがあります。
例えばオーケストラのクラリネットは通常2人でソロ楽器になります。
一方、吹奏楽のクラリネットは、弦楽器が加わらない分、
オーケストラにおけるヴァイオリンの役割も担い、ソロやメロディーはもちろん、ハーモニーも演奏するなど何でもありです。
ですので、オーケストラにはヴァイオリンがたくさんいるのですが、吹奏楽ではクラリネットの人数が多くなります。